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きままな愛猫「くろこ」の日常
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こんにちは。
くろこです。


お父さん、おばあちゃん、ミナちゃんの待つ
お家に帰って来ました。
半日お留守にしていただけなのに
変な感じです。

麻酔が残っているせいで
体がふらふらしていて、
普通にただ歩く、ことも
とても難しいのです。

エリザベス・カラーのせいで
まわりがよく見えず、
力が入らないので、
いつもなら開けられる茶の間の襖も
重くて動かないし、
座卓の下を通り抜けようとしたら
エリザベス・カラーの端が引っ掛かって
つんのめったりしました。

そんな私の様子をみんなは
夕食を食べながら
最初、げらげらと笑っていました。
おまけに、名前を「くろこ」から
「エリザベス」に変えようなんて
言いだしたりしています。

でも、みんなわたくしの手術が
無事にすんで良かったと
思ってくれているのがわかりましたので
悲しくありませんでした。


この日、一番悲しかったのは、
わたくしのご飯に、
タヌキ先生の病院から頂いてきた薬が
好物の缶詰の餌に混ぜられていたことでした。
やっと食べることのできたご飯が
変な味になっていたなんて
ひどすぎます…。




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■お勧め猫本

「うずまき猫のみつけかた」

絵日記風滞在記



アメリカのケンブリッジに住んだ’93年から’95年にかけての滞在記。ボストン・マラソンに向けて昴揚していく街の表情、「猫の喜ぶビデオ」の驚くべき効果、年末に車が盗まれて困り果てた話、等々なごやか(?)なエピソードの中に、追悼特集で報じられたニクソン元大統領の意外な一面や、帰国後訪れた震災後の神戸の光景がキラリと光る。水丸画伯と陽子夫人が絵と写真で参加した絵日記風エッセイ集。(「BOOK」データベースより)
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こんにちは。
くろこです。


どのくらい時間が経っていたのか
わかりませんが、気が付いたら
病院の狭い檻の中でした。

隣の檻では不機嫌そうな大きな犬がいて
こちらをギロリと見たので
わたしは内心縮み上がって
また寝たふりをしました。

頭のまわりをプラスチックのシートが
首輪から顔のまわりをぐるりと
覆っています。
周りがよく見えないし、
あたまがくらくらする感じです。

しょうがないので、やっぱり寝たふりを
していたら、
動物の看護師さんがわたくしを
檻から出して隣の診察室に
抱いて連れて行きました。

診察台に乗せられたわたくしは
ふらふらしてまっすぐ歩けません。
タヌキ先生がわたくしを
ひっぱりあげてお迎えに来た
お母さんとチカちゃんに
おなかを見せました。
わたくしはわたくしのおなかを
見ることは出来ませんでした。
頭のまわりのシートが邪魔なんです。

それを「エリザベス・カラー」と
言うんだそうです。
ぼうっとしたままのわたくしは
どうやらお家に帰ることができるようです。
お家に帰れるなら少し元気が
戻って来そうでした。









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「猫に時間の流れる」保坂和志著

現代の”猫文学者”保坂



飼い猫のチイチイとパキ、野良猫のクロシロとぼくたちの関係は、微妙な緊張と調和を保っていた…。何かがわかっているような何もわかっていないような猫たちとの日々―。世界との独特な距離感に支えられた文体で、猫たちとの日常‐非日常という地平を切り開いた新しい猫小説の原点。(「BOOK」データベースより)



こんにちは。
くろこです。


とうとうタヌキ先生の病院で手術の日になりました。
あのときの憂鬱な気持ちは思い出すと
このブログの更新が進まなくなるほどです。

朝、予約した時間にお母さんに車で病院に
連れていかれました。
前日の夕ご飯は早かったし、
朝ご飯を食べさせてもらえなかったので
とても車の中は辛かったです。

ミナちゃんもチカちゃんも学校に行って
付き添いのはずのお母さんも
病院にわたくしを置いて
帰っちゃうのだそうです。
麻酔がかけられるので
術後の様子見もあって、夕方にならないと
お家に戻れないからです。

さっさとわたくしを置いてお母さんは
帰ってしまいました。
わたくしは文字通り
「借りてきたネコ」状態で
看護師さんやタヌキ先生に
されるがままにじっとしているのでした。

そして、麻酔の注射が効いてきて…





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■お勧め猫本

「袋鼠親爺の手練猫名簿」T.S.エリオット著

超ロングラン・ミュージカル「キャッツ」の原作



プルプルン猫、みんな今夜はステップ軽やか。プルプルン猫、勢ぞろいして愉快も愉快。プルプルンのお月様、照らす光がとっても清か。プルプルンたち、プルプルンの舞踏会。(「BOOK」データベースより)




こんにちは。
くろこです。


3日ぐらいして、またタヌキ先生の
動物病院にいきました。

先生はわたくしの体を抱っこしながら
おなかを指でグリグリ押しました。

でもわたくしはおとなしくしていました。
お母さんとチカちゃんが心配そうに
わたくしを見ていました。

おしりで体温を測って今回は
大丈夫だったようです。
若い看護師のお姉さんに抱えられて
タヌキ先生に注射されました。
わたくしは臆病なので
びっくりしていても怖くて
おとなしくしていました。

来週、手術をすることになりました。
お母さんは帰りの運転中、手術の経費と
注射代にまた少し怒っていました。

お母さん、健康保険の保険料って
病院に行っても行かなくても
毎月払っているのでしょう?
わたくしは時々、ちょっと行くだけだから、
高くてもしょうがないと思うのです。

注射を打つ時いい子にしていたから、と
チカちゃんがおやつに
かつをぶしをくれました。
とってもおいしかったです。






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■お勧め猫本

「町でいちばん賢い猫」リタ・メイ・ブラウン/スニーキー・パイ・ブラウン

名探偵トラ猫ミセス・マーフィのシリーズ1作目



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こんにちは。
くろこです。

車で6,7分走って動物病院に着きました。
ようやく止まってまたぶらぶら揺れながら
車から降ろされました。

お母さんとチカちゃんが
わたくしを連れて病院に入り
お母さんが受付をしました。

このとき、受付の問診票の飼い主の欄に
チカちゃんの名前が入りました。

病院にはなぜか怪我をした大きな
タヌキがいました。
「ペットじゃないから触らないで」
と張り紙がしてありました。
わたくしは犬の次に怖そうだなと
おもいました。

病院の先生はタヌキに近い雰囲気の人でした。
お母さんが先生に
「盛りがついたようなので、手術してください。」と
言いました。

すると先生は
「予防接種をしないと手術しない」と
いいました。
そして、体重を量り、体温を測りました。
「体温が高いから今日は注射をしない」と
言いました。

わたくしには体温が高いとは
解りませんでしたが、
初めて車に乗ったりして
たぶん緊張していたのでしょう。

お母さんは帰りに受付で
請求された金額にずいぶん怒りながら
運転して帰りました。

お母さんだって病気や怪我をすれば、
病院に行くでしょう?
なぜそんなに怒るのか
わかりませんでした。




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■お勧め猫本

「愛撫」梶井基次郎著

五感を刺激する短編小説



猫の耳というものはまことに可笑おかしなものである。薄べったくて、冷たくて、竹の子の皮のように、表には絨毛じゆうもうが生えていて、裏はピカピカしている。硬かたいような、柔らかいような、なんともいえない一種特別の物質である。私は子供のときから、猫の耳というと、一度「切符切り」でパチンとやってみたくて堪たまらなかった。これは残酷な空想だろうか?(愛撫より)
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